メンタルヘルス９「不調者が出た時の対応方法」

皆さん、おはようございます。。

合同会社Help Your Careerの山本弘和です。

 

今年の10月～12月はメンタルヘルスについてお話ししていきますね。

メンタルヘルスに興味がある方はぜひご一読頂けると嬉しいです。

 

第9回は「不調者が出た時の対応方法」についてお話しします。

企業としてはメンタル不調者が出ないほうが良いですが、もしメンタル不調者が出た場合、会社は迅速かつ適切に対応することが重要です。

適切な対応は、従業員の早期回復を支援するだけでなく、他の従業員に対するサポート姿勢を示し、職場全体の信頼を高めます。

ぜひ該当しない企業さんも当事者と思って最後までお読みください。

 

①早期の把握と受け止め
従業員の状態を確認
ポイント:
本人の不調の原因や程度を確認し、話を聞く。
プライバシーを尊重し、安心して話せる場を提供する。
無理に原因を追及せず、「あなたの状態を気にかけています」という姿勢を示す。
具体例:
上司や人事担当者が本人に「最近大変なことがあれば教えてください」と優しく声をかける。

 

②環境の調整
業務の見直しや調整
ポイント:
業務量を軽減したり、締め切りを緩和するなどの対応を検討。
チームで業務を分担し、本人が抱えるプレッシャーを減らす。
具体例:
短期的な異動や在宅勤務の導入、業務範囲の一部縮小を行う。

 

休養の奨励
ポイント:
本人が必要な休養を取れるよう促し、有給休暇や産業医との相談の場を提供する。
長期の休養が必要な場合は、休職制度を適切に活用する。
具体例:
「まずは休みを取って、リフレッシュしてください」と提案する。

 

③社内外の専門家のサポート
社内サポート
ポイント:
産業医やカウンセラーとの面談を手配。
必要に応じて人事部が本人をサポートする。
具体例:
定期的なメンタルヘルスチェックや産業医による相談窓口を利用するよう促す。

 

社外の専門機関の活用
ポイント:
従業員支援プログラム（EAP）を導入している場合は、利用を推奨。
心療内科や精神科の専門医との連携を図る。
具体例:
「必要であれば専門の医師やカウンセラーを紹介します」と提案。

 

④職場復帰への支援
復職プログラムの導入
ポイント:
段階的な復職計画を立て、無理のないペースで業務に戻れるよう支援する。
勤務時間の短縮や、軽作業から始める方法を検討。
具体例:
「最初の1週間は半日勤務、その後徐々に増やしていきましょう」と提案。

 

職場の理解を促す
ポイント:
復職した従業員が過度なプレッシャーを感じないよう、周囲の理解を促す。
プライバシーを守りつつ、必要な範囲で情報共有を行う。
具体例:
「業務分担については全員でフォローします」とチームに伝える。

 

⑤再発防止策の実施
ストレスの原因を特定
ポイント:
メンタル不調の原因を個人や組織の視点で分析し、再発防止策を講じる。
業務過多、人間関係、職場環境などを見直す。
具体例:
過剰な業務負荷が原因の場合、業務フローの改善や人員増強を検討。

 

職場全体のメンタルヘルスケア推進
ポイント:
全従業員を対象に、メンタルヘルス教育や相談窓口の案内を実施。
ストレスチェック制度や定期的なアンケートで従業員の声を収集。
具体例:
「メンタルヘルスに関するセミナーを開催します」と全員に周知。

 

⑥コミュニケーションの改善
風通しの良い職場作り
ポイント:
従業員が気軽に相談できる風土を醸成。
上司が定期的に部下と1対1で面談を行う。
具体例:
「何か困ったことがあればすぐに話してください」と日頃から声をかける。

 

ハラスメント防止策の強化
ポイント:
パワハラやセクハラがない職場環境を整備。
問題があれば迅速に対処し、信頼できる相談窓口を明確にする。
具体例:
「ハラスメントの兆候があれば、匿名で相談できる仕組みを導入します」と周知。

 

 

メンタル不調者への対応は、「個別対応」と「組織的対応」の両面が必要です。

個人に寄り添う姿勢と、職場環境全体の改善を並行して進めることで、メンタル不調の再発防止や、全体のメンタルヘルス向上につながります。

企業が従業員を支援する姿勢を示すことは、働く人々の安心感を生み出し、職場全体の活力を高める大きな効果があります。

 

 

メンタルヘルスで何か迷った際は、ぜひ一度、弊社にお問い合わせください。

必ず、改善する方向性を一緒に探していきます。

 

 

本日のお話しはここまです。

 

 

弊社HYCのメンタルヘルス研修が得意な研修会社です。

従業員のこころの健康づくりの風土を一緒に作りましょう。

興味の持って頂いた方は、ぜひ一度ご連絡ください。

必ず良い変化があります。

 

 

もし現在、貴社で行なっている研修で少しでも

「このままで良いのかな？」

「本当に受講者のためになっているのかな？」

「研修して１週間後には皆、忘れているな」

と上記のようなことを感じているのであれば、ぜひ一度、弊社にご連絡頂ければ幸いです。

※相談料は無料（日曜日相談はこちら）です。

 

次は12月2日（月）です。

※毎週月曜日の朝8：00に更新（祝日の際は火曜日）。

 

 

今ではたくさんの研修会社があり、社長さんや人事の人は迷われている方も多いと思います。

弊社では相談は無料で行っており、何度でもお問い合わせ頂いても問題ございません。

 

このブログをお読みになって、少しでも弊社に興味を持って頂ければ幸いです。