メンタルヘルス12「セルフコンパッション」

皆さん、おはようございます。。

合同会社Help Your Careerの山本弘和です。

 

今年の10月～12月はメンタルヘルスについてお話ししていきますね。

メンタルヘルスに興味がある方はぜひご一読頂けると嬉しいです。

 

第12回は「セルフコンパッション」についてお話しします。

 

皆さん、セルフコンパッションって聞いたことありますか？

聞いたことがない人が多いのではないでしょうか。

 

セルフコンパッションとは、自分に対して思いやりを持ち、困難な状況や失敗、自己否定的な感情に直面したときに、自分を優しく受け入れる姿勢や態度を指します。アメリカの心理学者クリスティン・ネフ博士が提唱した概念で、メンタルヘルスの向上において重要な役割を果たすとされています。

 

そこで本日は、誰でも出来る簡単なセルフコンパッションをお話ししていきます。

 

セルフコンパッションの3つの要素
1. 自己への優しさ（Self-Kindness）
自分に厳しい批判をする代わりに、困難な状況でも自分を励まし、温かく受け入れる態度。
例: 「ミスをしても人間なら当然。自分を責めずに次に活かそう。」
2. 共通の人間性（Common Humanity）
「誰もが失敗や困難を経験する」という事実を認識し、孤独感から抜け出すこと。
例: 「私だけが大変なのではない。他の人も同じような悩みを抱えることがある。」
3. マインドフルネス（Mindfulness）
自分の感情や思考を否定せず、ありのままに受け止める姿勢。
例: 「今はつらい気持ちだけど、それを無理に消そうとせず、そのまま感じてみよう。」

 

セルフコンパッションの効果
1. ストレス軽減
自己批判を減らし、ストレスホルモン（コルチゾール）の分泌を抑制。困難な状況でも冷静に対処。
2. メンタルヘルスの向上
不安や抑うつ症状が軽減。自己肯定感が高まり、感情の安定を促進。
3. レジリエンス（回復力）の強化
失敗や批判を乗り越える力が向上し、新しい挑戦に対する恐怖心が減少。
4. 人間関係の改善
自分を許すことで他者にも思いやりを持てるようになり、共感力が向上。

 

では、セルフコンパッションが欠けるとどうなるか
1. 自己批判が強くなり、ストレスや不安が増加。
2. 他人と自分を比較し、劣等感や孤独感を抱きやすい。
3. 困難な状況で自分を責め続けるため、成長の機会を逃しやすい。

 

セルフコンパッションを高める方法
1. 自分に優しい言葉をかける
自分を励ますような言葉を使う。
例: 「今日は頑張ったね」「つらいのは当然だよ、大丈夫。」
2. 書き出す
自分の感情や思考を日記に書き出し、自分の気持ちを整理する。
3. マインドフルネスの実践
瞑想や深呼吸を通じて、今この瞬間の感情に気づき、受け入れる練習をする。
4. 他者の視点を取り入れる
親しい友人が同じ状況ならどう励ますかを想像し、それを自分に向ける。
5. 共通の人間性を思い出す
「失敗は誰にでもある」という認識を持ち、孤独感を減らす。

 

特に「2. 書き出す」ことで頭の中で思っていたことを可視化できるので効果的です。

頭の中でぐるぐるしていると妄想が肥大化して、逆にストレスを増幅させるので、書き出すだけでもかなりスッキリします。

 

仕事後や寝る前にスッキリして終えたいときは、実践してみてください。

ずっとイライラを溜めているよりも、必ず心と身体は楽になります。

 

 

本日のお話しはここまです。

 

 

メンタルヘルスで何か迷った際は、ぜひ一度、弊社にお問い合わせください。

必ず、改善する方向性を一緒に探していきます。

 

 

弊社HYCのメンタルヘルス研修が得意な研修会社です。

従業員のこころの健康づくりの風土を一緒に作りましょう。

興味の持って頂いた方は、ぜひ一度ご連絡ください。

必ず良い変化があります。

 

 

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次は12月23日（月）です。

※毎週月曜日の朝8：00に更新（祝日の際は火曜日）。

 

 

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このブログをお読みになって、少しでも弊社に興味を持って頂ければ幸いです。